2014年12月30日火曜日

【PS4】 アサシンクリードユニティ レビュー 【パッチ4】


アサシンクリードユニティ
レビュー









まずはじめに
今回のアサシンクリードユニティには、発売当初から様々なバグが報告されました。
一番有名なバグは顔の造形が崩れるバグでしょう
衝撃的なビジュアルもあり、様々なブログで取り上げられ、SNSでも多く拡散されました。
そしてそれをきっかけに展開される、ユニティに興味があろうがなかろうが、そしてユニティだけでなくUBISOFTへ対する大きな「叩き」
事あるごとになにかと因縁をつけ叩く姿はまるで深夜の渋谷を徘徊するDQN
そしてDLCDeadKings」の無料配信とシーズンパス購入者向け補償プログラム。やりすぎにも見えるお詫びで、あっという間に終息。(UBI叩きに飽きただけorネタの枯渇かもしれませんが。)

日本での発売は20141117日。
海外発売より少し遅目。そのため海外でのDay1パッチどころか2ndパッチまで発売日に当てることが可能で、大きなクラッシュを含むバグは修正済み。
残ったものはフレームレート関係と細かいもの。

完璧な状態でのリリースが望ましいのはもちろんですが、日本発売の現状では、そこまで叩かれるような内容ではないと思うのです。
簡単に言うと「言い過ぎ」「やりすぎ」
そしてなにより許せないのがUBISOFTへのバッシング。
確かに、UBISOFTは持つビジョンの高さと開発力の差は感じられます。しかしUBISOFTのタイトルと、挑戦を見てください。
毎作新たな挑戦を続けるトムクランシーシリーズ。(TheDivision見てみろすごいぞあれ)
アメリカ全土を舞台とし、そのコンセプトのままリリースさせたザ・クルー。
WiiUGamePadを上手く活かすと同時にホラーゲームとしてもクオリティの高いZombieU
ウォッチドッグス・ファークライといった、ただのオープンワールドゲームに留まらないコアなゲームからレイマン・ラビッツ、ジャストダンスといったカジュアル向けタイトル。
更にはヴァリアントハート・チャイルドオブライトといったアートに凝った作品まで、多方面のゲームを高いクオリティで開発してくれています。
E3のカンファレンスを見てください。ハードメーカー以上にバランスのとれたラインナップ。
そのUBISOFTをここまで叩くか!

UBIのファンである者の意見ではありますが、ここまでイノベーションを求めて開発を進めるゲームメーカーはそうそうありません。
このアサシンクリードユニティも、旧世代機とのマルチタイトルあふれる中、いち早く次世代機オンリーのタイトルとして開発されています。
UBIの新しい挑戦に、これから応援してくれれば。と願います。


UBIのファンではありますが、だからといってUBIのタイトルをべた褒めするわけではありません(笑)
ここからはアサシンクリードユニティのレビューです。
良い点・悪い点、ちゃんと書きます。


アサシンクリードユニティ
レビュー

2104年12月29日現在での状態を元にレビューしています
パッチ4の当たった状態では、フレームレートの問題はほぼ改善され、安定して30fps前後で動作するようになりました。
もちろん旧世代機での動作を見ればすごいことですが、欲を言えば、もっと高いフレームレートで遊びたいですね。今後は次世代機にフォーカスされた開発エンジンの発達によってもっと高いフレームレートも実現できるかもしれません。


<フリーラン>

アサシンクリードシリーズ一番の特徴とも言えるフリーラン。
今作でかなり大きく進化。
より高いところにも手が届くようになっていて、掴める場所ならほぼ自由に行くことが可能。更に洋服(マント?)のなびき方も次世代感を感じられ、自由に動きまわる楽しさは過去最高。
更に従来の「登る」だけでなく「降りる」という新しいフリーランも追加されており、これがまた華麗。いままでの「ぶら下がって離して途中で掴んで」というダサい降り方をしなくて済むし、スピーディな移動が可能。

しかし街の複雑な構造についていけていない部分が見られ、ちょっと段差が複雑だと融通が利かないところが残念





<戦闘>

今作の戦闘の難易度については、バランス調整が自らの選択に委ねられていると言える。
序盤の武器は攻撃力・防御力が低く、6人以上の敵に囲まれると死を覚悟するほど。しかし金さえ(ゲーム内で稼げる通貨)払えばステータスの高い武具が購入可能。
それを纏えば無双が可能。
しかしその無双は過去作のテクニカルな無双ではなく、圧倒的な力で殴りつける無双。
楽しいっちゃ楽しいが、個人的にはそこそこの防具でテクニカルに立ち回るのが楽しい。
色々な組み合わせを試して、自分に合ったスタイルを見つけて欲しい。
もちろん敵へのカウンターの気持ちよさは健在、更に今作はローリングによる回避も追加され、より戦略的な立ち回りもできるようになった。




<ストーリーミッション内容>

基本的な部分では過去作と同じものだが、注目して欲しいのは重要人暗殺ミッション。


ミッション開始直後にヒントとなるポイントのムービーが流れ、軽いブリーフィングになっている。
つまり、「ヒントは与える。あとは自由にやれ」ということ。
アサシンクリード4でもこのような目的のミッションはあったものの、ヒントは全くなく、自分で考えて進めるという内容。
自由度のおかげで潜入ルートを考えたり、新たな道やスリルも体感できたりすることは楽しかったが、いかんせん自由すぎてイマイチなにをやればいいのかわからないという人も多かったのはでないだろうか。
ユニティはある程度のヒントを与えることによって、かなりプレイしやすくなっている。
更にヒントの出し方が大雑把なだけあって、道中での潜入ルートの発見や、思わぬ敵との遭遇もある。

しかしこの自由度は「チェックポイント」という問題点も孕んでいる。
暗殺にこぎつけるまでの時間は、ミッションスタートから長いことが多く、その道中で失敗してしまうと、ミッションスタートまで戻される。
このおかげで、今まで頑張ってきた全てが失われてしまう。
もちろんそれは経験として次のプレイに生かせるが、ハッキリ言って面倒。
任意でのチェックポイント設置等、今後どれだけ快適にプレイさせるかが課題になってくると思う。

余談だが
そう考えると、ブロックごとに区切られ、チェックポイントが設置されたMGSV:GZは上手い。
MGS特有の無線イベントの発動条件もあり、よく考えられている。


<ストーリー>

私がアサシンクリードを好む理由として、一番大きいのが設定だ。
アサシンクリードシリーズは中世ローマや独立戦争のニューヨークを舞台とした「過去」にフォーカスされて紹介されることが多い。
もちろんそれも大きな魅力だと思う。
だがそれ以上に面白いのが「現代」との関わりだ。


このゲームはシリーズ通して「テンプル騎士団」と「アサシン教団」の戦いを背景にストーリーが展開されている。
そしてプレイヤーは「現代」の技術を駆使し、「DNAから過去を追体験」する。
そしてその技術を開発したのが「テンプル騎士団」の後裔である「アブスターゴ社」
アブスターゴが求めるロストテクノロジーをアブスターゴより先に見つけるため、伝説のアサシンの子孫と仲間でアブスターゴの技術を奪い、プレイヤーは技術を使い追体験し、ロストテクノロジーへ繋がるヒントを探していく。
過去の組織の衝突が、現代までつながっているという設定。更にアブスターゴ社の目的は「世界の変革」。ゾクゾクしませんか。

アサシンクリードユニティでは、そのアブスターゴの開発した過去を追体験する技術「アニムス」を、一般家庭へ娯楽として発展させ、一般人を使い情報を集める。
それを快く思わない者がアニムスをハッキングし、プレイヤーそのハッカーを手助けするという設定。
アブスターゴの妨害により壊れる世界
そのため、アブスターゴの役人が登場したり、現代でキャラを操作するというミッションはない。
それがちょっと残念。
しかし3の展開を考えると今後はこういう路線が主になるのかもしれない……
(ネタバレになるのは深くは言わないが、気になるなら是非アサシンクリード3をプレイして欲しい。)

追体験先でのストーリーは非常にライトなラブロマンス。
もちろん背景としてテンプル騎士団とアサシン教団の戦いはあるものの、それをアサシン教団である主人公が無視したりもする。




<サイドミッション>

今作のサイドミッションは盛りだくさんだ。
こんな変態も登場する。

歴史に実在した人物が背景にあったりするので、歴史に詳しい人は楽しめるのではないだろうか。

ストーリーは盛りだくさんだが、主にはサイドストーリーを楽しむもので、「ユニティ」の世界観をより深く知りたい人にしかオススメできない。
というのも、ミッション内容は雑なものが多く、あれを殺せ、あれを盗め、といったありきたりなものばかり。
道中での登場人物や、出先に設置された文章(ミッション地点に時代背景や人物等の消火が設置されている)を読むことに喜びを見出すことができれば、大ボリュームのゲームだ。



COOP

今作が大きな売りとしていたのがCOOP
協力ミッションだろう。
これにはサイドミッションと違い凝ったものが多く、独自のストーリー展開がなされているため楽しめる内容になっている。

COOPのプレイ感は、かなり良い。
3・4に「ウルフパック」と呼ばれる協力モードが存在したが、限られたステージに次々と登場する敵をステルスで倒してポイントを稼げ。というもので見つかったら大幅な原点、ポイントが足りなければ即ゲームオーバー等の規制が強く、楽しめなかった。
しかしユニティのCOOPは見つかろうがなんだろうが敵をバッサバサと倒せばいい。
ただでさえ華麗なアサクリの戦闘が、それぞれ背中を任せ複数人で行われているのは見事。
それぞれの活躍がしっかり見えるので、協力感が強い。
ブラザーフッドでは「仲間」もフォーカスされたが、オフラインで機会的に的を倒すだけだった。
やはり人間が動かしているだけあって、突拍子もない行動をとったりするので面白い。

ただ何も無い空間にフィニッシュをキメる等同期の細かい部分がクリアできていない部分は無視できない。
進行不能バグや、倒れた味方を蘇生できない、ポイントの進行が同期されない。等々。
このようなアクション故にそういう問題は起きやすいが、是非クリアしていって欲しい。




<総評>

パッチ4の段階で「バグが!」と叫ぶ人は流石にいないだろう。
ようやく胸を張ってオススメできるものになってくれた。
フリーランで街を駆ける楽しさ。
複数のルートから自由に潜入できる暗殺ミッション。
今までの華麗でテクニカルなアクションも、物理で殴るアクションも可能。自分で難易度を調節できる戦闘。
パリの時代背景を知るだけでなく、バックに見え隠れするテンプル騎士団やアサシン教団を感じることのできるサイドミッション。
友人と、知らない人と、圧倒的な協力感の中で遂行される協力ミッション。
これほど面白くボリュームのあるゲームなのに。発売時のバグのせいで一般的に「バグのあるゲーム」として見られるのが悔しい。

現時点では大きなバグは修正済み。小さいバグは残るもののそれを凌駕する要素が詰まっている。これだけバグが話題になったにも関わらず中古価格が暴落していないのが良い証拠だ。
胸を張ってオススメできるアサシンクリードユニティ
フリーランの進化はシリーズ経験者に是非プレイして欲しいし、アサシンクリードに触れたことがない人にとっては、難しい話でないユニティをきっかけに、アサシンクリードの世界に触れてほしい。





<製品情報>

アサシンクリード ユニティ
PS4/XBOXONE
発売中






この記事の執筆編集撮影は岡野朔太郎が行いました

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