絶体絶命都市4Plus -Summer Memories- スペシャルトークショー&試遊プレビュー


こんにちは
絶体絶命都市4の発表から何年経ったでしょうか。ちょっとやそっとの延期では動じない程ですね。
発表当時、私はまだ中学生でした。ファミ通を読んでワクワクしながら発売を待ち望んでいたことを思い出します。

やはり地震大国である日本に住んでいて、災害に対する気持ちが無くなることはありません。

筆者自身、311を東京で体験し、九段会館の天井崩落による死者のニュースを見たとき、初めてリアリティを持って震災を覚えることを知りました。
連日SNSでは、真か嘘か、様々な情報が行き交い、心理的な圧迫や様々な気持ちが共有されました。
更に東北の沿岸部では津波や原発等、二次災害を引き起こし、自然の驚異を目の当たりにしてきました。

私は今年2018年3月に石巻を訪れ、未だ復興途中である一面の更地を体験し、これまで以上に防災意識を高める必要があると感じました。

そういう意味で、絶体絶命都市は教育的価値が認められると思っています。
ゲームという媒体ならではの自らの選択と行動が重視されるインタラクティブな体験は、映像やガイドブックでは得られないリアリティとフィーリングを得ることができます。

そして今回、蘇った絶体絶命都市4Plusの体験会とスペシャルトークショーに運良く当選したので行って参りました。


会場は東京都二子玉川がにある楽天本社「楽天クリムゾンハウス」。
あいにくの天気ですが、沢山のファンが並んでいました。

試遊の前にはスペシャルトークショー
プロデューサー九条一馬氏
MCはエレキコミックの今立進氏、声優の村井理沙子氏のお二人。

全編はアーカイブで見ることができるので、ここでは印象的だったところをピックアップしていきます。

-九条さんからのご挨拶
長年待ってくれたファン、また実況等で新たにシリーズに興味を持ってくれたファン、その実況者(過去実況には否定的であったが、実際に見るとエンターテインメント性があると考えを改めたとも)、また過去作のデータを引き続き使用することを許諾したアイレムソフトウェアエンジニアリング、体験版をこの日の朝まで作ってくれていたスタッフ、等々への深い感謝が述べられました。

また、先日の大阪の地震、また阪神淡路大震災の慰霊祭へも赴き、「しっかり作らねば」と感じたとも話していたのが印象的だった。

九条さんの繊細で真摯な姿勢が表れたご挨拶でした。

-ここからは質問形式でのトークセッション
Q.絶体絶命都市シリーズのきっかけは?
小松左京著:日本沈没、さいとう・たかをちょ:サバイバル等の災害をテーマにした漫画書籍はあったがゲームはなく、向いていると感じたから。
当時は防災への啓発等という発送はなかった。

Q.防災マニュアルはあるか?
怖さや臨場感をエンターテイメントとして制作していたため、前述の通り元々啓発はゲームの目的ではなかった。
しかし世に出ると、震災時役立つと言われることとなり、間違いを正しいと信じてしまうことに対して怖くなった。
そのため今作は、防災ジャーナリストの渡辺実氏と神戸市消防局の強力を得た。
そのまとめとして防災マニュアルがあった。
3でゲーム内で実装した訳は、携帯ゲーム機PSPであったから。(震災時に起動して確認できる)
今回は据え置きである....
ていうわけでコンパニオンアプリの登場。
無料配信。ゲームの進行度によってマニュアルが解放されていくそう。


Q.その他の新要素は?
過去作では、島が沈む、脱出等にウェイトが置かれていたが、今回はより震災に真摯に向き合い、本当に震災時に困ることを描いた。
排泄等やデマはその一つ。 

VR対応も大きな要素。

Q.緊迫した世界観の中で変な選択肢、一体あれはなんなのか?
選択に真摯に向き合った結果。
「YES」一つとっても様々な感情があり、ちょっとしたニュアンスの違いがある。選びたくなるものを入れておきたい。
そういうのを詰め込んだ
皆が優等生になりたいわけではない。

過去作製作時スタッフに、途中で同行者を差し置いて逃げ延びることをバッドエンドと言われたが、そうではない、
選んだ選択をどうこう言うわけではない。
自らの気持ちに正直にプレイして欲しい。

ただまぁ、どう考えてもおかしい選択肢はあるとのこと笑

Q.登場人物について
過去作の登場人物の一部も登場。
また、災害が起きる前の行動、(それは5分前、1年前等、様々である)
一人ひとりの人生と災害の体験があることを描きたかった。


そして最後に、7月に体験版の配信を決定。またそれに合わせて全国他3箇所で体験会を開催。
試遊者にはラバーバンドが配布される。
今回は4のイメージカラーである緑。他会場では過去作の、赤、青、ピンクだそうだ。
本日九条さんはフル装備。

ここで放送は終了。
放送終了後に会場では本日の登壇者のサイン入りTシャツが当たる抽選会があったんだが、まさかの当ててしまった。
九条さん手渡しの上、握手までして頂いて感無量。一生大切にします。

トークショー会場を後にし、いよいよ試遊へ。
時折余震が来るオフィス街を探索するシーンが中心の試遊でした。

まず驚いたのが、L1ボタンで一人称視点の切り替えがいつでもできるので、臨場感が増していること。
実際見たい火災や事故現場はFPPで、探索時はTPPと切り替えられることが可能になりました。

余震が来るときに危ないものの近くにいると信号が倒れてきてダメージ受けたり、余震が来たときに身構える感覚はドキドキさせられました。

詳しくは言いませんがオジサンのバックボーンが垣間見えるシーンがあり、やはりそういうのをあると、一人ひとりの生を感じるので世界が広がってる感覚を持てますね。
あと相変わらずの選択肢は健在です。(Detroitやキャサリンのように、他のプレイヤーの選択を見たい感じもしますね。

試遊は10分と短いものではありましたが、長年待ち望んだ絶体絶命都市4が自分の手で動いていると思うと信じられない気持ちになりました。
とても嬉しい。

試遊後は緑色のラバーバンドを貰ってホクホクしました。
全国だけでなく都内でもちょいちょい体験会があるようなので、PS4をお持ちでない方も是非足を運んでみてください。
会場にはSIEからの祝花も

岡野

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